2026年10月11日、Google Search ConsoleのPerformanceレポートの最終更新が64時間以上前のまま止まっている、という報告が複数のサイト運営者から上がりました。通常は数時間以内に反映されるため、異例の遅れです。ここでは、報じられた内容と、SEO担当者が取るべき対応を整理します。
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何が起きたのか
Search Engine Roundtableのバリー・シュワルツ氏は、日曜朝(米東部時間)のスクリーンショットで「64時間超の遅延」を報告しました。別のSEO担当者もX上で約62時間の遅れを投稿しています。その後、同日の午前11時頃には遅延が44時間まで縮まり、ゆっくり追いつきつつあったとされています。記事執筆時点で、Googleからの公式コメントはありませんでした。
過去にも似た事例があった
- 2025年10月: 19日以降データ表示が停止し、GoogleのDaniel Waisberg氏が24日に問題を認めて追いつき作業中と説明
- 2025年12月: Performanceレポートで長期かつ深刻な遅延が発生
- 2026年6月以降: インデックス登録レポートが6月11日以降停滞し、日次ではなく週単位でまとまって表示される現象が指摘された
いずれもデータ消失ではなく「遅延(レイテンシ)」で、時間が経てば追いついてきました。
スパムアップデート直後というタイミング
2026年9月のスパムアップデートは9月24日に始まり、10月8日に完了しました。約14日間で、2026年に行われた3回のスパムアップデートの中で最長です。遅延はその直後に起きましたが、Googleは両者の因果関係を示しておらず、時期が重なっただけと見るのが妥当です。
問題は、影響の確認が難しくなる点です。スパムアップデートの影響はSearch Consoleに数日かけて現れ、Googleは更新の「前・中・後」を比較する分析を勧めています。直近の日付が欠けていると、この比較が正しくできません。
サードパーティツールも不安定
シュワルツ氏によれば、ここ数日は順位トラッキングツールもGoogleのスクレイピングで問題を抱えています。自社データ(Search Console)と外部データの両方が揺れているため、順位の動きが本物かどうかを判断しにくい状況です。
実務で取るべき5つの対処
- 結論を急がない: 遅延が解消するまで、直近数日のグラフは実際より低く見えます
- 別のデータで裏取りする: サーバーログ、アナリティクス、コンバージョン数と照合し、実際にトラフィックが減ったかを確認します
- 表示期間を変えてみる: 過去の表示バグでは、24時間表示では問題が出なかったという報告があります(効果は保証されません)
- グラフに注記を残す: 遅延期間をメモしておき、後の分析での誤解を防ぎます
- 大きな変更を避ける: 大規模な編集や、古いURLのインデックス登録リクエストの連打は、データが揃うまで控えます
コアアップデートの前兆と決めつけない
コミュニティの一部では、この遅延をコアアップデートの前兆とみる声もありました。しかしシュワルツ氏はこれを否定しています。レポートの異常だけを根拠に、アップデートを想定して施策を変えるのは適切ではありません。
まとめ
Search Consoleの遅延は過去にも起き、そのたびにデータは追いついてきました。重要なのは、不完全なデータで順位下落と判断して慌てて動かないことです。Googleが公式に認めるまでは直近データを暫定扱いとし、複数のデータ源で確認しながら冷静に判断しましょう。特に代理店や、Search Consoleを唯一のクエリデータとして使う小規模サイトは、レポート提出時に遅延の注記を添えると安心です。










「Search Consoleのデータが60時間以上遅延:順位下落と早合点しないための5つの対処法」への1件のフィードバック