Search Engine Roundtableは2026年10月25日、10月24日(土)に多くのサードパーティ製Google順位トラッカーが「かなり大きな順位変動」を捉えたと報じました。同時にSEO業界内でも、ここ数日の順位やGoogleからのトラフィックの変化についての声が目立っているとのことです。筆者のBarry Schwartz氏は、この2つの状況から「金曜から土曜にかけて、Google検索の何らかの調整・アップデートが展開されたのではないか」と推測しています。なお、Google自身がアップデートを確認したという記載は記事にはありません。
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何が観測されたのか
記事では、MozCast、Sistrix、SEMrush、AccuRanker、AWR、Wincher、CognitiveSEO、DataForSEOなど、十数種類の変動指標が並べて紹介されています。ただし、本文テキストには具体的な数値は示されておらず、どのツールがどの程度の急上昇を示したかは、グラフ画像を見ないと分かりません。つまり現時点で言えるのは、「複数のツールが同じ時期に変動を示したらしい」という大づかみな状況までです。
また記事は、ここ1か月ほどトラッカー側が不調だったこと、そして多くが問題を緩和したと述べていることにも触れています。指標の信頼性そのものにも注意が必要な時期だった、という背景です。
直近の変動の流れ
記事によれば、直近では次のような動きがありました。
- 10月20〜21日:Googleが確認していない変動の報告
- 10月16日:同じく未確認の変動
- 9月24日開始の「2026年9月スパムアップデート」:10月8日に完了。9月25〜27日、9月30日、10月4〜6日の3つの波で変動があったとされています
つまり、スパムアップデートが終わったあとも、確認されていない変動が断続的に続いている状況です。
現場の声:Discoverやニュース面を中心に
記事が紹介するフォーラムの書き込み(いずれも匿名)では、次のような報告が見られます。これらはあくまで個人の観測であり、全体傾向とは限りません。
- Discoverからのトラフィックが短時間で途切れるようになった、ニュース面で古い記事が表示される
- 複数サイトで前日からトラフィックが大きく落ちた
- 順位が日によって大きく上下している
- ホテルのサイトで、ウェブ流入は減ったが来店は好調
順位やトラフィックが動いたときの切り分け手順
こうした局面で最もやってはいけないのは、数日分のデータだけでサイトを大きく変更してしまうことです。次の順で確認すると冷静に判断できます。
- 自サイトの変更履歴を確認する:直近でリニューアル、URL変更、noindexやrobots.txtの修正、計測タグの変更がなかったかを洗い出します。
- Search Consoleで検索パフォーマンスを見る:クリック数・表示回数・平均掲載順位を、ページ単位・クエリ単位で比較します。サイト全体が一律に動いたのか、特定のページ群だけが動いたのかで、原因の見立てが変わります。
- GA4など計測ツール側の異常を除外する:計測の欠損や設定変更で流入が減って見えているケースもあります。
- 流入元を分けて見る:通常の検索、Discover、ニュース面は挙動が異なります。Discoverの減少を「順位の低下」と混同しないようにしましょう。
- 数日〜1週間は様子を見る:アップデートの展開中は、順位が一時的に上下して戻ることもあります。
順位トラッカーの数字をどう読むか
変動指標は「検索結果全体がどれだけ入れ替わったか」の目安であり、自サイトが影響を受けたかどうかを直接示すものではありません。自分のサイトのSearch Consoleの実データを一次情報として、トラッカーは「業界全体で何か起きているかもしれない」という参考にとどめるのが堅実です。特に今回のように、トラッカー自体が不調だったと報じられている時期は、1つの指標だけで判断しないことが大切です。
まとめ
10月24日の変動は、複数のトラッカーとSEO業界の声から「何らかの更新があったかもしれない」と見られていますが、Googleによる確認はまだありません。いま実務でできることは、自サイトの変更点とSearch Consoleの実データを突き合わせ、流入元ごとに切り分け、慌てて大きな修正を入れずに数日〜1週間ほど推移を見ることです。Googleから正式な発表があれば、その内容を前提に改めて対応を検討しましょう。






