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Google「100MBの動画をトップページに置いてもSEOへの影響はほぼない」──John Muellerが明言
2025年12月2日、GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)がReddit上で、ホームページに100MBの動画を置いた場合のSEO影響についてコメントし、話題になっている。
結論はシンプルだ。
「100MB動画を置いても、SEO効果に大きな影響は出ない。」
これは、動画や重いメディアを使った“リッチなトップページ設計”を懸念していた多くのWeb担当者にとって、意外な回答となった。
■ 質問内容:
投稿者はトップページに100MBの動画を設置する予定で、以下の構造を説明している:
- まずページコンテンツが即時表示
- 次にヒーロー画像が表示
- その後、100MB動画がバックグラウンドで読み込み
- 読み込み完了後に動画がヒーロー画像を置き換える
いわゆる「遅延読み込み」を前提としており、
“重い動画が後から読み込まれる設計でもSEOに影響はあるのか”
が質問の趣旨だった。
■ John Muellerの回答(要旨)
Muellerは次のように答えている:
「SEOに影響が出るとは思わない」
また、Core Web Vitalsについても触れ、
「多くのSEOがCore Web Vitalsの話をするが、実際にはGoogleのランキング要因としての影響は非常に小さい。」
とコメント。
つまり、
- 動画が100MBあっても
- バックグラウンドで読み込まれても
- ヒーロー画像やコンテンツが先に表示される設計なら
SEO的影響はほぼ無視できるレベルだという。
■ ただしMuellerは「動画を置くなら測定せよ」と強調
「カッコいいから」「クールだから」という理由で動画を置くべきではない。
コンバージョンに効くかどうかを測定すべきだ。」
SEO観点では問題がなくても、実際のビジネスにとって:
- 直帰率が増える
- 読み込み中の離脱が増える
- モバイル回線で不利に働く
- UXが悪化する可能性
などの影響はありえるため、
「動画そのものの効果測定(CVR・滞在時間・離脱率)」が必須だと指摘している。
■ なぜ100MB動画でもSEOに影響が出ないのか?
理由は次の通り:
◎ 1. Googleはユーザーがすぐ見られる“初期表示”を重視する
コンテンツが即座に見えていれば、動画の後読み込みは大きな問題ではない。
◎ 2. Core Web Vitalsは“ランキング決定要素としては弱い”
LCP・CLS・INPなどはUX向上には役立つが、
SEOランキングへの影響は限定的であるとGoogle自身が繰り返し言及している。
◎ 3. 動画ファイルは直接的な評価対象ではない
検索エンジンはページ構造やテキスト、リンクを主に評価しているため、
「大容量動画=低評価」にはならない。
■ 日本のサイト運営者への示唆
◇ 1. “重い動画=SEOが落ちる”は誤解
ただしユーザー体験(UX)面では影響が出る可能性が高いため注意。
◇ 2. 画像→動画の遅延読み込み設計は安全
LCPを確保できるため、日本でも採用されるケースが増えそう。
◇ 3. Core Web Vitalsの改善はSEOより“ユーザー満足度”のため
SEO目的でCVを追いすぎるより、UXを目的として最適化すべき。
◇ 4. 動画のビジネス効果を測るべき
- コンバージョン率
- 滞在時間
- スクロール率
- 離脱率
などを計測し、「実際に売上につながるか」で判断することが重要。
■ まとめ
GoogleのJohn Muellerは、
100MBの動画をトップページに置いてもSEOへの影響はほぼない
と明言した。
ただしSEO以外の観点──特にUX・CVR・回線負荷──は別問題であるため、
“動画を置いた結果、本当に成果が上がるか?”を必ず測定せよ
と強調している。













