JavaScript中心のサイト、特にSPA(シングルページアプリケーション)を運営している方に朗報です。
Google Chromeは、これまで正確に測定できなかったCore Web Vitals(CWV)を、ソフトナビゲーションにも対応して正しく評価できる新API「Soft Navigations API」の試験運用を開始しました。これにより、LighthouseやCrUXなどで正確なUX評価が難しかったReact、Vue、Angular製のサイトでも、実際のユーザー体験が数値として可視化されるようになります。
SEOやパフォーマンス改善に携わる開発者にとって、このアップデートは見逃せないものとなりそうです。
以下は「Chrome Trial Aims To Fix Core Web Vitals For JavaScript-Heavy Sites」の内容をもとにした日本語のまとめ記事です:

Table of Contents
【速報】Google ChromeがSPA対応のCore Web Vitals計測APIを試験運用開始!SEOにどう影響する?
Googleは、JavaScript中心のシングルページアプリケーション(SPA)におけるCore Web Vitals(CWV)の計測精度を向上させる新APIの試験運用を、Chrome 139から開始しました。従来、SPA特有の「ソフトナビゲーション」は従来のパフォーマンス計測では見逃されがちでしたが、この新APIにより改善が期待されます。
🔍 SPAとCore Web Vitalsの問題点とは?
SPAでは、ページ全体をリロードせずにコンテンツが切り替わるため、GoogleやLighthouseが測定する「ナビゲーションイベント」が発生しないケースが多発。その結果、以下のような問題が生じていました:
- 実際のUXに基づくCWV指標(LCP、CLS、INPなど)が取得されない
- SEO評価やパフォーマンス監視にギャップが生まれる
🧪 Chrome 139の新API「Soft Navigations API」とは?
この試験的APIは、ソフトナビゲーション(JavaScriptによる画面遷移)を検出し、正式なナビゲーションイベントとして扱うものです。
✅ 検出基準の例:
- ユーザーがリンクをクリック
- URLが変化
- DOM(ページ内容)が変化して再描画が発生
✅ 新たに追加された指標・機能:
- interaction-contentful-paint:ソフトナビゲーション後のLCP測定に対応
- navigationId:URL変更後の各ナビゲーションごとに指標を紐づけ可能に
- CLSやINPなどもソフトナビゲーション対応へ拡張
🛠 実際に試すには?
以下の2通りでテスト可能:
- ローカル設定:
chrome://flags/#soft-navigation-heuristicsを有効化 - オリジントライアル:
metaタグやHTTPヘッダーでトークンを埋め込む
※Chromeチームは**”Advanced Paint Attribution”**のフラグも同時に有効にすることを推奨しています。
⚠ 注意点と今後の展望:
- このAPIはまだ実験段階。正式指標としてCrUX等に反映されるには継続検証が必要
- 古いChromeや他ブラウザでは非対応の可能性あり
- 使用中のRUMツール(リアルユーザーモニタリング)が新指標に未対応な場合も
📌 まとめ:SPA開発者・SEO担当者は今すぐ注目!
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| ✅ なにが新しい? | ソフトナビゲーションをCWVとして正式に計測できるAPIが登場 |
| ✅ なぜ重要? | React, Vue, AngularなどのSPAでのSEO・UX評価がようやく精度向上 |
| ✅ 今すぐできること | Chrome 139でテスト環境を構築して自サイトで挙動を確認 |
SEOとユーザー体験の評価を正しく行いたいWeb担当者・開発者にとっては見逃せない新機能です。
SPAで構築されたサイトを運営している方は、ぜひこのオリジントライアルに参加し、今後のSEO対策に役立ててください!













